2016 09,29 17:24 |
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こんにちは。 鈴鹿市にあります、カイロプラクティックとタイ式マッサージのお店 なごみや の 店長きり です。 8月26日に初日を迎え、毎週火曜日(プラスα)観劇に通っていたこの公演も、10月3日に大劇場千穐楽を迎えます。 早いものです。 最初は鹿児島弁の聞き取りと、とにかくみっさま&風ちゃんのお姿を目に焼き付けようと必死だった観劇も、回を追うごとに各登場人物像も追うことができるようになり、また演じる各ジェンヌさん達の演技もより深まって、どなたをみても感情移入できて泣けるという。 というわけで、登場人物ごとに私見をば。 ネタバレありますので、ご注意ください。 トップバッターは、準主役・衣波隼太郎さん。オリジナルキャラです。 2番手スターさんでもあり、次期トップスター就任も発表されている紅ゆずるさんのお役なので、おいしいお役には決まりなのですが、もう、THE!板挟み! 主人公・桐野利秋(中村半次郎)の幼馴染で親友で、子どもの頃から一緒に剣の稽古をし、一緒に京へ上り、会津戦争でも戦い、新政府の役職に就きます。 半次郎は城下士。貧しく低い身分ながらも武士の家柄です。 で、隼太郎は、郷士。この辺りがややこしいのですが、武士と農民の中間身分。一応苗字帯刀を許されていて、普段は農業をして、いざという時には兵士として戦場へ出る。 でも、二人とも作中では、上流の武士階級からは、めちゃ差別されます。 半次郎と隼太郎の間にもなんとなく身分差はあって、基本一緒に行動していますが、隼太郎の恋人・ひさは、下級ながら士分だからありがたいことと親の決めた縁談で、半次郎に嫁ぎます。 このことを、半次郎はかなり気に病んでいますが、隼太郎とひさの方が強がりながらも割り切って受け入れている様子。 この辺りでも、より身分の低い階級の覚悟というかわきまえのようなものが表されているのかな、と。まあ、当時は親や家が決めた結婚というのが当たり前の時代ですけどね。 あと、すんごく気になっているのが序盤の会津戦争のシーン。 半次郎とその仲間・官軍は例の錦の御旗を小っちゃくした札みたいなものを目印に肩に付けているのですが、隼太郎だけ付いていないのです。 このシーンに居る官軍は、薩摩出身の人ばかりで下級士分・郷士混ざっています。 その中でも、より身分の低い隼太郎は付けさせてもらえなかったのかな?とか。 (どなたかご存知でしたらご教示お願い致します。 紅さんのお茶会とかで、話題になっていないかしら?) それでも、半次郎と隼太郎はわちゃわちゃ仲良しで、いつもじゃれ合っています。 前回ご紹介したパルファンも、劇中では隼太郎がフランス土産に半次郎にプレゼントしたもの。 この仲良しっぷりが、後の征韓論政変、西南戦争への悲劇性を高めるのですが、隼太郎は見事な板挟みっぷりを発揮してくれます。 西郷隆盛を敬愛する半次郎は、とにかく西郷先生が一番。 西郷先生をないがしろにすることは許せない! 一方、渡欧して世の中を見てきた隼太郎は、半次郎のことも好きだし、西郷先生にも恩はあるけど、今は日本国全体のことを考えたい。 征韓却下に逆上した半次郎を宥め、それでもおさまらず大久保利通に斬りかかったのを止め、西郷に従って下野するのを留めようとするも叶わず。 共にこの国の為にと行動してきた半次郎と意見が食い違うたびに、自分は変わってしまったのか?時代が変わってしまったのか?と自問する隼太郎。 西南戦争では抜刀隊を率いて出兵しますが、戦場で半次郎を捜しまわったり。 やっと見つけた半次郎に苦渋の決断の末一騎打ちを挑みますが、いろいろ邪魔が入り、とどめは別キャラにさされ。 ツラい。ツラいよ、隼太郎。 部下を振り切って、絶命した半次郎のもとに駆け寄り号泣する様は、それまで警視として、政府軍の指揮官のひとりとして抑えてきた感情が爆発したようで。 そして、その遺体から香る香水に、「こん香りは、おいがやったパルファン…」 ほら!もう泣くしかないでしょ?(ずっと泣いていますが) その香水を突き止めたくなるでしょ?!(たぶん、突き止めましたが) 願わくば、隼太郎には、戦死した友たちを弔いつつ、幸せな結婚をして、子どもや孫に囲まれながら幸せに生きてほしいな、と。 ~次回は、どの人かな? なごみやは、こんな店長が営業しています♪ ☆カイロプラクティックとタイ式マッサージのお店 なごみや http://nagomiya.ehoh.net/ PR |
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